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第3楽章 ハ長調 3/4拍子 スケルツォ
ヴィオラ以下の重弦ピチカートに乗ってティンパニが主題⑰aを提示。これが竜の頭なら、続く木管の⑰bは胴体。この竜が直進する1本道の上で、様々な音型が舞う。木管による⑱はパントマイム的。ヴィオラによる⑲は、後半4小節が2拍3連のヘミオラになっている。
ヘミオラに連動したシンコペーション的なsf ⑳は刺激的だが、それが3拍子の周期を不安定にさせるため、フルートから始まるフガート㉑は演奏至難。
ホルンによる㉒が牧歌的な中間部を導き、台風の目のようなトリオとなるが、急テンポでスケルツォが再現。既出主題の組合わせが複雑化し、凹凸も一段と激しくなる。コーダはティンパニ⑰aが煽り、切迫して結ばれる。