第74回演奏会 - 2026年2月15日(日) 14:00開演 会場:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール・指揮:長田 雅人
演目:R.コルサコフ/序曲「ロシアの復活祭」、ストラヴィンスキー/組曲「火の鳥」(1945年版)、チャイコフスキー/交響曲第3番ニ長調「ポーランド」

チャイコフスキー 交響曲第3番 ニ長調

 

第5楽章 Finale: Allegro con fuoco (Tempo di polacca) - Presto

最終楽章はポロネーズ。つまりは「ポーランド風」ということで、この交響曲の後付け表題が「ポーランド」なので、作品とポーランドを関連付ける隠し主題のようなものはない。
祝祭感満載の冒頭の旋律⑩はシンプル。このうち1拍目と3拍目が分解されて展開される。3拍目を構成する16分音符がその後増幅するが、次の主題の伴奏音型である3連符⑪との相性が悪く、ここもつなぎに難がある。だが、1拍目の要素を弱起にした次の主題⑫は3連符と融合し、特徴的な旋律となっている。もっとも、ここから第1主題に戻るときも同じく相性の悪さを露呈しているのだが。

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中間部は、第1主題を展開したフーガ。なぜここでフーガ?とも思ったが、ベートーヴェンの第9もクライマックスに至る前にフーガだし、ひとつの主題をベースに盛り上げていくには有効な手段なのだろう。ただここでもAの音が持続的に流れており、チャイコフスキーらしさを感じさせ、そのままフィナーレへと突入する。

第2主題が壮大に再現され、これぞチャイコフスキーのfffという大げさな大団円(けなしてません、念のため)。第1主題からのエンディングで主和音の繰り返し。そして最後はティンパニの強打で、見せ場を作って締めくくる。

タグ: チャイコフスキー

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